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秘密基地を出るのは怖い。それでも、人と関わって生きていきたい

みずいろ

学校では目立たず友達もあまりいなくて、会社では浮いて遠巻きにされていた。
どんな場所にいても、いつもいびつで馴染めなかった。

だから結婚した後は、家庭という秘密基地に引きこもった。

秘密基地にいるのは、とても居心地がよくて安心する。
誰にも責められることはないし、何でも自分で決められる。
もしも攻撃してくる人がいたら、ドアを固く閉めて入れなければいい。

ここは、誰にも侵されないわたしだけの場所。

占星術では、「月」は心が安心できる場所や、素の自分を表すと言われている。
わたしの月は、水瓶座。
水瓶座の月は、干渉されず、自分らしくいられる環境に安心を感じやすいと解釈される。

だから

だからもう傷つきたくなくて、自分だけの秘密基地を作って引きこもった。
それで、わたしの水瓶座「月」は満たされた。
干渉されず、ありのままの自分でいられす世界。

だけど、だんだんと、秘密基地の居心地が悪くなってきた。
どんなに模様替えしても、新しい基地に引っ越してみても、同じ。

わたしの中の射手座「太陽」が、もうここを出たいと言っている。
傷ついてもいいから、痛みを伴ってもいいから、ここを飛び出して冒険したいと訴えている。

その声に本当は気づいていたけれど、長い間聞こえていないふりをしていた。
だって、怖い。
また人と関わって、痛い思いをしたくない。

だけど、本当は分かっている。
傷つくことを恐れて行動できずうずくまっているのは、外に出て実際に傷つくよりもずっと苦しいのだと。

だからわたしは、怖くても少しずつ外に出て、人と関わって生きていきたいと想う。
自分の中の「月」だけでなく「太陽」も満たしていくために。
それこそがわたしの生きる意味、目的なのだから。

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